こんにちは、かっぱです。中央銀行デジタル通貨「CBDC」とは、日銀電子マネーと言ったところでしょうか。これについて、2021年の早い段階で実証実験を行うということで、早速レポートをみてみました。
そもそもなんで実験するの?
背景として、
- キャシュレス決済は毎年右肩上がりに増加
- 現時点でCBDCを発行する計画はない
- とはいえ、CBDCに対する社会のニーズが高まる可能性があるから準備は必要
だそう。
何を実証するの?
CBDCに必要な機能、役割、特性を技術的に実現可能かを実証する。必要であれば、リサーチだけでなくて民間企業や消費者に協力してもらうような実験も考えてるらしい。
必要な、機能と役割とは
もしも、現金の流通量が減って民間企業の電子マネーがそれを代替できなくなったときにCBDCを提供することを想定しているそう。実際に、都市に人口は集中しているから現金を全国各地に流通させるコストは上がっているそうで、過疎っている地域では現金の流通量は低下していそう。付加価値って、例えば、ぺいぺいの還元キャンペーンみたいなイメージかな。
必要な、特性とは
- いつでも、どこでも、だれでも使えるか
- セキュリティは十分か
- オフラインで使えるか
- 現金同等の即時決済性を備えているか
- CBDCを運営するシステムが、民間企業のシステムと相互利用できるか
ちなみに、現金を使う理由で一番多いのが「どこでも使えるから」で、スマホの電子マネー決済を開始・利用拡大で最も改善してほしいことは「セキュリティ」だそう。んで、災害が多い日本ではオフラインで使える機能は必須ですよねー。だた、セキュリティとは相反関係なんですよね。
相互利用の理由は、CBDCが現金と同じように日本銀行から民間企業を仲介して、我々に届くようなシステムを想定しているからですね。
まあ、発行するしないは別として、検証するのは面白そうですねー。とくにオフラインでの決済をどうするんですかねー。事前にチャージしておくしかないか。